Wednesday, July 12, 2006
マニアな空
DC3800
こっそりとDC3800を入手してしまいました。
DC3800は2000年9月ごろに発売されたコンパクトデジカメ。
画素数は200万画素で、ホワイトバランスも露出もオートのみのシャッター押すだけの簡単カメラ。
もはや携帯のカメラのほうが高機能な化石デジカメです。
なんで今更?って感じなんですがこのカメラはマニア的にはそそる要素があるんですよ。
1. 画素ピッチ大きい
2. 広角単焦点レンズ
3. アスペクト比3:2
4. コダックカラー
1. デジカメのCCDは画素数が同じでもCCD自体の大きさは違ったりします。
CCDサイズが大きい方がダイナミックレンジ、感度的に有利と言われていて
ぶっちゃけた話、画質がいい、ということです。
2. 33mm相当の広角で、かつ単焦点。特別優秀なレンズ、という感じはしなかったけど
歪みは少なそう。
3. アスペクト比は画像の縦横比(性格には横縦比か)のことです。
最近のコンパクトデジカメはほぼ全て4:3のアスペクト比なのですがDC3800は3:2です。
このアスペクト比は35mmフィルムと同じで一眼レフデジカメも基本は同じです。
縦横比なんて大した違いはないじゃん?と思われる人もいるかもしれませんが
実際撮ってみると4:3と3:2は結構違います。
一言で言うと4:3は安定感3:2はワイド感、という感じでしょうか。
4. コダックの画像処理は原色系が再現がきれいです。特に赤、紫がきれいに出る希ガス。
このように今のデジカメにない特徴をもっているDC3800なんですが
やっぱり古いだけあって不便な点も多くあります。
1. 動作が全体的にトロい。
2. 起動後、デフォルトでは液晶が点かない。
3. 本当にシャッターボタンを押すだけ
1. 今のデジカメから見るとスローモーションのように遅い。起動後3秒待つ。再生ものんびり。
感覚的には携帯のカメラを使う感じでしょうか。
2. 基本的にファインダー覗いてくださいってことなのか
起動後にボタン押さないと液晶でライブビューができない。思想の違いですね。
3. これは古いからではないんですが、マニュアル操作が(ほとんど)できないようになっている。
撮影時にいじくれる項目はフラッシュとセルフタイマーぐらい。
メニューも超絶シンプルで撮影に関するのは
画質(3タイプ)、連射(オンオフ)、クイックビュー(オンオフ)
ぐらいでしょう。
まあ撮影に時間がかかるとかめんどくささを理解して使っているので
自分はあまり気にしていないんですが、さすがに露出補正ぐらいは欲しいかも。
で、しばらく使ってみたんですが、ダイナミックレンジは確かに広そう。
コンパクトデジカメで空を撮ったりするとハイライト(太陽のあたりとか)はすぐに白飛びしたり
するんですが、DC3800はかなり頑張っている。
携帯のカメラとは雲泥の差があるように思います。
ちなみに載っけてる画像は一応明るさとコントラスト、彩度の調整をやっています。
あ、最後に*istDSの画像も。こっちは別格ですね。
Auto-Takumar55/1.8
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