Saturday, August 12, 2006

ネガとは違うのだよ!ネガとは!

Bicycle
"SINBI"

ポジフィルム"SINBI"をスキャンした結果。
コントラストと色の出方がデジタルとは一味違う。
ポジフィルムというのは現像すればそのままスライドとして見られるフィルム。
ネガフィルムもスキャンしましたが、別にランバラルさんが叫ぶほどネガが劣るというわけではない。
綺麗な色、という点ではポジのほうが綺麗ですが、露出とかの柔軟性はネガのほうがあると思う。

Research building
"NEOPAN Presto 400"

で、自家現像してた白黒フィルムのスキャンも。
白黒フィルムというのは意外と簡単に現像できるものでして。
具体的にはここらへんを読めばわかりますが
ものすごく単純化すると現像→停止→定着の3つのプロセスに分けられます。
作業としては
1. リールにフィルムを巻いてタンクに入れる
2. 現像液をタンクに入れる
3. 時間がきたら現像液を抜いて停止液(水でOK)を入れる
4. 30秒ほどしたら停止液を抜いて定着液を入れる
5. 10分ほど待って停止液を抜く
6. 水洗いする
7. 乾かす
8. 完成!
難しいのはリールという道具にフィルムを巻く作業で、全暗(真っ暗)で行わなければならないので
慣れないとできない。最初はかなりとまどいました。
ちなみにウチの場合トイレに窓がなくて扉を閉めると真っ暗なのでトイレで。
タンクにリールを入れたら明るい場所で処理できるので後は楽です。
気を使うのは現像液の温度と現像時間、あとは液の攪拌ぐらいで。
道具とやる気さえあれば誰だってできると思います。

で、結果なんですが、現像終わったときにネガができているのを見るとかなり感動する。これは楽しい。
スキャナではDigitalICEというホコリ取りの処理を白黒フィルムではやってくれないので
ホコリも一緒に取り込まれてしまうし、若干ノイジーに見えたりします。
しかしローパスフィルタがない分画質はシャープかつ白飛び黒潰れが少ない。
一度体感してしまうと現像作業が普通に楽しくなってきます。

最初に現像したのが去年の短大の学祭の調理室あたり。もう1年近く前だ。
Donburi
"NEOPAN Presto 400"

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