Sunday, August 27, 2006

写真は短刀のひとつき

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K24/2.8

写真はフリッカー倉庫から。味のある看板ですこと。

会津大学が大規模計画的停電で利用不可。野暮用で近所のネットカフェに来てみる。
土日パック3時間は明らかに長すぎた。てことで書いてみる。

東京でのお話。
東京都写真美術館に2回行きました。
1回目はマキと二人で「世界報道写真50周年記念展」。
2回目は会津への帰り際、ドキュメンタリーフィルム「アンリ・カルティエ=ブレッソン 記憶の瞬間」。

報道写真のほうの話は割愛。
ショッキングな内容の映像もあったりで相当じっくり見て回りましたが。
本来はカルティエ=ブレッソンのフィルムのほうを見たかったのでした。
会津へ帰る日にようやく見に行ったのですが(2週間限定だったから見れたのは運がいいw)
その内容は本当によかったです。

基本的構成は
カルティエ=ブレッソン本人が自分の写真を紹介しながら写真について語る。
そこに彼と関連のある色々な人たちが彼と彼の写真についてのエピソードを語る。
これが交互に続いているだけのシンプルな構成なんですが、話が面白くて退屈はしなかった。

一番印象に残っている言葉は
「写真は短刀のひとつき
 絵画は瞑想だ」
カルティエ=ブレッソンは絵画を見たり書いたりするのが好きだったらしく
この言葉は写真と絵画の違いについて言及した台詞。
彼のもっとも有名な仕事といえば写真集「決定的瞬間」ですが
彼の写真を見ればまさに短刀のひとつきによって決定的瞬間が切り取られているとわかります。

「芸術としての写真」に興味のある方は
アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真をぜひどうぞ。

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